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世界文化遺産登録推進フォーラム 「北海道縄文の四季」 [イベント]

世界文化遺産登録推進フォーラム

◆「北海道縄文の四季」開催のご案内◆

 北海道教育委員会では昨年度に続き、「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」の研究に取り組んでいる専門家を招いて、この遺跡群の価値を参加者とともに考えるフォーラムを企画しました。どうぞお気軽に御参加ください。

◆日時および会場

日時◆平成23年2月5日(土)午後2時から5時半まで(開場午後1時40分)

会場◆道立道民活動センター「かでる2・7」大ホール「北海道針灸専門学校かでるホール」

入場無料/平成22年度後期道民カレッジ連携講座

 会場・施設のご案内はこちら。ただしフォーラムに関するお問合せは、会場でなく主催者までお願いします(電話(011)204-5750文化財調査グループ)。


◆内容
1 基調講演 「縄文カレンダーの発想」 
 日本列島に暮らした縄文人にとって、季節ごとにめまぐるしく変化する周囲の自然の中からいかに効率的に食べ物や資源を集め、冬の寒さや収穫の乏しい年をどう乗り切るかが大きな問題でした。中でも、北海道から北東北にかけては四季の変化がもっとも鮮やかで、また長く厳しい冬が訪れる地域です。自然の移ろいを謙虚に見つめる中から生み出された「カレンダー」とは?長年全国の縄文遺跡の研究に取り組んできた講師が、その広い視野から縄文人の知恵を語ります。

講師 小林達雄 國學院大學名誉教授
 1937年新潟県生まれ。國學院大學博士課程修了。文学博士。東京都教育庁、文化庁(文化財調査官)を経て、1978年國學院大學文学部助教授、1985年同教授、2008年同名誉教授。
 専門は日本の先史考古学。特に縄文文化については現在日本を代表する専門家の一人であり、2009年からは「縄文遺跡群世界遺産登録推進専門家委員会」委員を務める。

2 詩劇 「縄文の夜明け」より 第3場<赤い櫛> 
 2010年7月の札幌公演で話題を呼んだ詩劇「縄文―未来からの声―」のスタッフが放つ縄文詩劇の第2弾。縄文の男女の出会いを題材とした創作詩劇に舞踊と音楽を交え、参加者を縄文の世界へといざないます。

上演 詩劇「縄文の夜明け」上演の会 代表 原子 修(詩人)
目黒英明/曽山良一/赤川智保/金田一仁志/茂呂剛伸/上新卓也/福井岳郎/佐々木悠美

「私の先祖は、北日本の縄文人の末裔です。
 縄文人は、紀元前一万一千年頃から一万年ほど、現在のニホン列島で、独自な文化を築きました。粘土を焼いて縄目の文様をつけた壺、土面、土偶と呼ばれる人型の焼物を作りました。海や山の資源を大切にする経済観と、火や木や魚を神として尊ぶ自然観と、他者と賢く共存する平和な社会を持っていたといわれます。一万年の間戦争のなかった縄文世界こそは、現代の私達が未来にむかって取り戻さなければならないものなのです。
 だが、縄文人は、どんな衣装をし、何を食べ、どの様に子どもを産んだのか。
 この詩劇は、ユーという女性とヤーという男性が、出会って、結ばれ、大自然と共に生きていく姿を、舞台上に再現しようとして創作されました。音楽が、踊りが、映像が、そして言葉が、縄文人の苦悩や喜び、祈りを、トータルに表現します。未来にむかって縄文に帰る・・・これがこの詩劇の狙いです。」  (原子代表による<まえがき>)

3 パネルディスカッション 「北海道縄文の四季―食の原点をさぐる」
 遺跡から発見される縄文時代の動植物について長年研究を続けてきた二人の講師が、縄文人と北海道の自然のかかわりについての興味深い話題を提供したうえ、縄文考古学の専門家である小杉教授の司会により小林名誉教授を交えて意見交換し、参加者からの質問にも答えながら、縄文遺跡群を残した人々の生活を明らかにします。

話題提供1 「北海道の植生と縄文人の生活」 山田悟郎 北海道開拓記念館学芸員
 1948年北海道(椴法華村)生まれ。北海道教育大学函館校卒業。1971年より北海道開拓記念館学芸員。
 専門は環境考古学。花粉分析の手法で北海道における第四紀の植生変遷を探るとともに、遺跡から出土した植物遺体をもとに縄文人の植物利用や栽培植物、擦文・アイヌ文化期の雑穀農耕の研究を進めている。現在は国立総合地球環境学研究所の共同研究員として近世前半期における北海道の畠跡を追跡中。

話題提供2 「縄文人と北の動物たち」 西本豊弘 国立歴史民俗博物館教授
 1947年大阪府生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。札幌医科大学医学部助手を経て、1983年国立歴史民俗博物館助手、1998年同教授。動物考古学研究会代表。
 専門は動物考古学。貝塚などから発見される動物の遺体を調査し、人間と動物のかかわりを考古学の立場から追求する数少ない研究者の一人。また平成16~20年度には学術創成研究「弥生農耕の起源と東アジア」の研究代表として高精度の炭素年代測定を活用した新しい先史年代観の普及に尽力した。

司 会 小杉 康 北海道大学大学院文学研究科教授
 1959年埼玉県生まれ。明治大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。明治大学文学部助手等を経て、1997年北海道大学文学部助教授、2008年より現職。北海道考古学会会長。
 専門は縄文考古学。出土品や遺跡の緻密な分析に、当時の社会・経済組織に関する仮説を組み合わせながら縄文文化の実態を追求している。また2009年から伊達市噴火湾文化研究所と協力して「噴火湾北岸縄文エコミュージアム」を開設するなど、研究者の立場から自然・歴史遺産の継承・活用に尽力している。

◆参加方法など
◆ 参加申し込みは必要ありません。当日会場にお越しください。なお、1週間程度前までに御連絡いただければ会場等のご案内をお送りします。
◆ 参加者に記念として漏れなく「縄文のクリ」(種子)を進呈します。
◆ 道民カレッジ受講生の方はカレッジ手帳を御持参ください。認定単位数は3単位(ほっかいどう学コース)です。
◆ お問い合せは文化財調査グループまで。電話(011)204-5750/メールnishiwaki.tunao@pref.hokkaido.lg.jp
◆ 世界遺産ポータルページから、関連情報をご覧いただけます。
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